食育計画書に振り回された1年目

右も左も分からない栄養士には酷!

保育所の栄養士が作成しなくてはならない書類の一つ食育計画書。食育計画書は厚生労働省で準備されたフォーマットがなく、計画内容どころか計画書のフォーマットさえも一から自分で作成せねばならず作成にはかなり時間を要しました。内容は教育の狙い(食と健康、食と人間関係、食と文化、料理と食など幅広い)、内容、配慮事項、活動等々ですが、各施設の特徴毎に見合った内容で作成をということを言われるのですが、新卒で新規オープンの保育所栄養士として入職すると、過去の食育計画書がある訳ではないことや、相談できる相手がいないことで大変苦労しました。

基本的に保育所には複数栄養士が配置されるケースは少なく、特に新卒で入職すると、例え新規オープンの施設ではなくとも相談できる相手がいないことに困惑しました。「これでいいのか?」「間違っていないだろうか?」という不安が常に付きまといます。

「どこに相談するのがいいのか」ということすら分からない新卒の栄養士に、一から食育計画書を作成することはかなり大変な労力でした。相談しやすい保育士も新卒で全く情報が得られず、監査でも必ずチェックされる書類であり急いで年度初めに年間計画を作成しなくてはならない・・・という焦りばかりが募ったことを覚えています。

他の施設、行政の栄養士、ベテラン保育士、調理員と連携

園長と主任保育士に相談し、ベテランの保育士で、別の保育所の経験があるスタッフにそこで作成していた食育計画書がどのようなものだったかをまず聞いてみることにしました。その保育士が以前勤めていた保育所で作成された食育計画書のコピーを入手してくれたので、まずそれを1番に参考にさせてもらいました。また、その保育所で食育計画書を作成した栄養士に連絡を取り、作成にあたっての助言を求めました。作成時の留意点等教わると共に、行政の栄養士に相談すると他の施設を幅広く把握していることから、その施設に見合った情報提供してもらえることも助言してもらい、次に行政の栄養士に連絡を取りました。ネットワーク作りが重要だと痛感しました。

行政の栄養士から同じ規模の保育所名を提示してもらうと共に、「保育所における食育の計画づくりガイド」や保育士栄養士が全国学校給食協会出版の「学校給食」などの専門雑誌を参考にすると良いと教わりました。

しかしながら、勤めている保育所の特性や事情に見合った食育計画書でなくてはならずあくまでもガイドブックや雑誌は参考までで、実際の食育計画書の作成についてはベテラン保育士が頼りになりました。

また、調理のスタッフで子供がいる人からも、その方が子供を預けていた保育所の情報を得ることができました。

「前の保育所ではこんな計画を立てていた」「この計画では無理がある」「子供を預けていた保育所ではこんな取り組みがあって良かった」といった具合に助言してもらうことでなんとか「叩き台」としての食育計画書を作成し、適宜給食委員会で見直すことになりました。

新卒栄養士が新規でことを始めるには、横の連携、ベテラン保育士、調理員への相談が大切だと思いました。入職前は栄養のことは栄養士に全て相談・・・と思っていましたが保育所では保育士や調理師、調理パート員全員がよき指導者、アドバイザーになってくれると感じました。

「自分でなんとかしなくては!」という気持ちが軽くなりました。

 

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