食育計画書の評価・見直しにも一苦労!

それぞれの立場で意見がまとまらない

【食育計画書に振り回された1年目】の記事に示したように、食育計画書の叩き台をなんとか作成しスタートしました。食育計画書は適宜見直し、評価をすることとなっているので話し合いが必要でした。月に1度開催される給食委員会での話し合いだけでは、話し合いが難しいことが大半でした。と言うのも、保育所は夏祭り、運動会、お泊り会、遠足、クリスマス会等々様々なイベントが次々と開催される為、給食委員会ではそのイベントで提供する食事についての話し合いも必要で、時間を要するからです。特に新規オープンの保育所は、前例がないことから何をするにしてもかなり打合せに時間を取られ、給食委員会の時間内で食育計画書の見直しや検討を行うことが難しかったです。

最初の1~2年は給食委員会とは別に食育計画書検討会議も立ち上げることになり、委員会や会議が増えることで、厨房業務にも支障をきたすことが多かったです。

また、その話し合いでは保育士と栄養士の意見がなかなか一致せず一苦労でした。時として話し合いで意見がまとまらず、食育計画書通りに実施することができないものもありました。

例を挙げると、衛生管理指導の一環として手指の洗浄について計画に挙げて、手洗いチェッカー等を使用するよう立案したケース。手洗いの状況確認のための専用ローションのアレルギーや安全性、手指への刺激、万が一口に入った場合などを心配して棄却を検討する保育士と、衛生教育を徹底したい栄養士とで意見が分かれるケース。

また、厨房での調理風景を実際に厨房内で間近に見て食への関心を高めたい保育士と、検便を提出していない子供達の厨房入室への拒否があり、離れた場所での見学に留めたい栄養士・・・といった具合に職種による立場上の意見の違い、思いの差といったことで意見が分かれてまとまらないことが多々ありました。

 

繰り返しの話し合いと計画は余裕をもって作成することが大切

委員会や会議が増えることで厨房業務に支障をきたすことについては、今まで栄養士1名、調理師1名で参加していた話し合いを栄養士1名のみの参加とし、代わりに給食スタッフのみで行う職場会議を開催し、そこで給食部門としての意見をきちんと取りまとめることができるようにしました。

保育士との意見の食い違い、ずれに関して一番意見が割れるのが衛生管理上の問題だったように思いました。何度も繰り返し、厨房内は衛生区域であり検便を提出していない人の入室は衛生管理上問題であることを伝えることや、手指の消毒の徹底と食中毒予防の関係についてエビデンスを明確に示しつつ理解をしてもらえるよう話し合いを繰り返しました。

また、例えば味噌作りなど「もの作り」の食育では、半分は厨房内で準備し、一部のみを園児に関わらせるようなお膳立てをするなどの工夫もしました。園児が調理する場合でも使い捨て手袋を着用させること、園児用の給食衣や帽子を準備してもらうことも施設長に依頼し、購入してもらいました。

それぞれの思いや意見、希望は尊重しつつ、譲れない部分については繰り返し説明するようにし互いに理解を深めて、すり合わせを行っていくことが大切だと思います。

意見がまとまらず、食育計画通りに計画実施ができないと、全てずれてくることや計画未実施が出てくるので、計画は欲張らないで少し余裕をもって立案することが大切だということも感じます。

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