アレルギー対応は様々な団体も巻き込んで

アレルギーに対しての理解はまだまだ不十分

【アレルギーのリスク管理の重要性】の記事で記したように、アレルギー対応の大変さを日々痛感しています。時として、あまりに細かすぎるとアレルギー対応に調理員も根を上げることがあったり、ヒヤリハットがあったりということも。

時には年配の調理員などから「少しずつは食べさせたほうが免疫がついて食べられるようになると聞いたことがあるから、提供してみては?」といったような中途半端な情報を口にされることもあり、その都度指導していかなくてはならないこともあります。

栄養士だけが危険性を理解していても意味がなく、関わるスタッフ全員が周知し、アレルギーに関して十分に理解していなくてはきちんとした管理は難しいと思うとともに、まだまだアレルギーに対しての理解は不十分だと感じています。

各団体主催のイベントへの積極参加が効果的!

アレルギー有病の子供からは入所時に必ず担当医の記載する生活管理指導表と保護者が記載する除去依頼書を提出してもらっています。それを元に栄養士と園長が保護者に二次面接を行います。

そこではアレルギー源となる食品を食べさせた時に実際どういう症状が起きたか?アナフィラキシーショックを起こしたことがあるか?その時にどのように対応したか?といったようなエピソードを細かく聞き取りしていきます。そこで得た情報を給食委員会で保育士に伝達し、栄養科内のミーティングでも周知するようにしています。具体的なエピソードを伝えることで、アレルギーに対してより深刻に、具体的に受け止めることができるようになります。いい意味で「アレルギーは怖い」と感じることも大切だと思います。

また、アレルギーを持つ子供の親が立ち上げた患者会やアレルギー親の会、任意団体等各団体が企画するイベントへの参加を保育所スタッフに促すようにしています。

例えば、アレルギーに関する団体企画の食事会(フルコース)やバイキングなどではアレルギー源になる食材を外したメニューを実際食べることで、工夫次第で代替食も美味しく食べられることを学ぶことができます。

料理を実際食べることで、保育所での食事作りのヒントになることも。

また、アレルギーを持つ子供の親の体験発表やシンポジウムに参加して生の声を聴くことでよりリアルに「何とかしてあげたい」「アレルギーは命に関わる」という気持ちが強まります。

そういうイベントに自分達スタッフが積極的に参加することで、理解を深めることができ、意識やモチベーションが高まります。

現在当保育所ではアレルギーを持つ子供の保護者にアンケートを実施し、一番多かった「お祭りや外食では食べられるものが殆どなく、子供を安心して連れて行くことができない」という悩みを汲み、保育所で開催する夏まつりやお楽しみ会ではアレルギーに対応した屋台の料理を考案しています。

「地域のお祭りには参加できなかったけれど、保育所の夏祭りでしっかり楽しむことができた」「安心して子供が好きなものを食べさせることができた」といった嬉しい意見が多数寄せられました。

また、最近は科内で栄養士が講師となってアレルギーのミニ勉強会を昼休みを利用して数10分程度で行うようにもしています。

「生の声」や「具体的な活動」に触れることで、全員で向き合い、考えることに繋がったのが良かったと感じています。

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