離乳食の進め方は難しい

離乳食の進行は家庭での進め方が優先であることに驚き!

離乳食の進め方がとても難しいと感じました。

栄養士は学生時代、離乳食については離乳開始前の授乳時間の調整、開始時期、進行、食形態について学んでいきます。そして厚生労働省の授乳・離乳の支援ガイドを参考にし、離乳食を進めていきます。

しかしながら、実際はその目安通りにいかないケースは多々あります。

まず、離乳開始前は授乳時間を約4時間おきに調整し生活リズムを形成しておくこと・・・ということが教科書的には基本となっていますが、各家庭、保護者によって実施状況が様々で、授乳間隔が開いておらず離乳食が進みにくいケースもあります。

また、親の判断で異常に進行が遅い場合やその逆もあります。アレルギー対策や、離乳期に与えて欲しくない食品(はちみつ)、食品選びも様々で保育所での給食提供、摂食状況に影響があるケースも。

また、保育士も養成課程で「子供の食と栄養」の授業で厚生労働省の同ガイドを学習していても、殆どそれに準じていない進め方を保護者と決めているケースも見られます。

勿論授乳・離乳の支援ガイドでも離乳食の進め方のガイドはあくまでも目安であり、子供の食欲や喫食状況、成長等の状況に応じて微調整は必要とされていますが、極端なケースは安全面や栄養バランス面で不安があることもあります。

アレルギーが心配だからと自己判断でやたら除去して偏った食事を提供するケースや、脂肪分やたんぱく質量が多く、開始時期を少し慎重にしたい食品を早く提供し過ぎていたり、栄養量が不足していて成長曲線のカーブに沿わず発育不良に繋がっていたりといったことです。

また、咀嚼が十分できるにも関わらず家庭での離乳食のカットサイズが小さすぎて保育所でも必要以上に小さくしないと食べられないといったようなこともあります。その結果顎の形成が不十分になることも出てきます。

 

栄養士として見るに見かねる家庭での離乳食の進行を目の当たりにすると修正していきたくなります。知識があるだけに指導したい気持ちが出てしまうのです。しかし、原則は「家庭での進め方、考え方優先」であり、家庭で進めている離乳の方法を否定はしないのが基本で個別化が多くなり、管理が難しいです。

 

 

連携、すり合わせが大切

当初は離乳の進め方に疑問がある乳児を見ると、そこを修正したい気持ちが強くありました。保育所の食事だけでもガイドに沿った形で提供し、軌道修正かけられないかとも思いました。しかし、保育所の食事は、3食のうちの一部を担っている訳ですが、あくまでも基本は家庭での食事になります。戦後の日本の給食の意義としては、栄養不足を改善、栄養補給目的がありましたが、現在は栄養補給する目的としての給食提供ではありません。そのことをきちんと理解することから始めました。

そこを理解したうえで、保育士、保護者と連絡、連携を取りつつすり合わせをおこなっていきました。保護者にはなぜこの食形態で提供しているのか?その食材を提供している(しない)理由は何か?どんな事情や気持ちがあるのか?そういったことを連絡ノート等を通じて、もしくは保護者の送迎の際に直接保育士から確認してもらうようにしました。

保育士とは厚生労働省のガイドを共に確認しながら、その子にどのように離乳食を進めていくのが良いか話し合いをしました。

その中で、その子供に適した離乳食形態や進め方が見えてきます。

学校で学んだ通りが全てではなく、柔軟性を持ち、互いを尊重しつつ進めていくことでうまくことが運ぶのだと学びました。

離乳食に限らず、連携しながら現場の意見を汲み上げて物事を進めていくことが大切だと感じました。

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