保育所の栄養士の社会的地位向上のために・・・

保育所の栄養士は仕事がハードな割に給料が低い?!

学生時代、栄養士の募集を探していて「保育所の栄養士」の募集がとても多く、また頻繁に募集が出ると感じていました。保育所の栄養士は長続きしない・・・仕事がきつい・・・そんな噂もちらほら。

自分自身が保育所に勤めて感じたことは「仕事がハードな割に給料があまり良くないところが多い」ということでした。

同級生で病院や老人保健施設で勤めることになった友人に話しを聞くと、給料は保育所の栄養士よりはどこも良いという印象を受けました。また、栄養士が行う栄養管理業務や給食業務に従事できる時間を保育所の栄養士と比較し、確保してもらいやすい環境にあるということも感じました。

保育所では保育士が行う業務も場合によっては栄養士がフォローすることもありますし、アレルギー対応食などはかなり気も遣うこともあり、病院や老人保健施設と同様にリスク管理が必要で気を張る仕事内容であり、ハードな職場だと感じています(【保育所の1日は厨房業務に追われる】の記事参照)。

にも関わらず給料の安さ、また栄養士の保育所内での栄養士の立場、社会的地位が低いことが納得できず不満です。

 

これからの保育所の栄養士に求められるもの

そもそも保育所には病院のように診療報酬というのもがつきません。管理栄養士が栄養指導を行った場合や、食事管理に関して加算算定できるようになっていません。保育所も病院以上にアレルギー対応が多く、食事は個別対応であるにも関わらずそれに関する加算がつかない・・・つまり社会的にまだまだ認められていないところが大きい為のようです。また保育所の栄養士は「その資格を持っていないと、その職務に就けない=業務独占」でないからです。調理師の配置義務はあっても管理栄養士の配置義務がないこともあり、保育所での募集は管理栄養士でなく栄養士であることも多いようです。そもそも国家資格である管理栄養士と公的資格である栄養士とでは給料も違います。また、配置後も「栄養士でなければならない業務」という認識を園長や施設長が持っておらず、「保育士業務兼調理業務を行う人員」という認識を持たれているところも多いようです。

その為、保育所の栄養士が栄養士として特化した仕事を行うことが難しい職場もまだまだ多いと聞きます。園長や施設長の考え方次第で栄養士の業務が随分異なるという印象もあります(施設による栄養士の待遇の差が大きい)。

自分自身、保育所で行う業務から学会発表や論文を書くことにまで至っておらず、結果をまとめ後世に残していけるものが未だないこともありますが、園児や保護者と関わり、そこで取り組んだことを何年先までも追跡いくことや、結果をまとめていくこと、それを世に出していくことで栄養士の社会的地位を上げていかなくてはならないと感じています。

日々与えられた業務をこなしていくのみならず、栄養士の社会的地位を向上していくには、様々な職域の栄養士がそれぞれの立場で本分を全うし、結果を出していき、それを後世に残していけるようまとめていくことが大切なのだと思います。給料アップ、待遇アップ、地位向上のためには自分自身で切り開いていくしかないのだと。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です